伝統的な本ず被覆による日本茶栽培

京都宇治の小倉にある、吉田銘茶園さんに、いつもお世話になっている会社の社員さんとともにお邪魔しました。茶摘みや製茶の真っ只中にもかかわらず、茶園での茶摘み体験や工場の見学などもさせていただくなど、大変温かくお迎えいただきました。ありがとうございました。

こちらの茶園は、本ず(ほんず)被覆栽培とよばれる、現在となっては非常に珍しい方法で栽培が行われています。これは、丸太で骨組みを作り、葦簀(よしず)と藁で覆いをかける伝統的な栽培方法であり、こちらの茶園は日本遺産認定も受けているそうです。
ちなみに、現在これに代わって主流となっている寒冷紗とよばれる黒いシートも、なんと吉田さんのところで開発されたそうです。
玉露や碾茶(抹茶)の本場、宇治茶の産地では、これまでの歴史で培った知識と技術が現代の栽培にも生かされているなぁと改めて感じます。

初めての訪問でしたが、色々と発見をさせていただきました。
宇治茶産地では、まだまだ生産が続きます。宇治茶のブランド価値を支えていけるような取組にどんどん携わっていきたいと思います。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です